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平成24年3月会議 会議録 一般質問 関悦子議員

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年7月19日更新

◇ 関   悦 子 君

○議長(小渕 晃君) 続いて、13番、関 悦子議員。

〔13番 関 悦子君登壇〕

○13番(関 悦子君) やっと雪が解けまして、「花のまち小布施」のキャッチフレーズを持っている小布施町にとっては、本当に待ちに待った季節になってきました。心も浮き浮き、うれしい思いを感じながら一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

それではまず最初に、すぐれた景観建築物を観光交流に活用してはというタイトルでお願いをいたします。

小布施町は、従来から景観をとても大切にしたまちづくりを進めてまいりました。農村の原風景を守り、歴史的建築物を生かしながら、町民主体のまちづくりを進めてきました。

特徴的なことは、修景という独自の手法により、景観づくり、まちづくりが進められてきたことではないでしょうか。これらを進めてきた結果、そこから醸し出されるいやし、懐かしさを求めて多くの人がリピーターとなり、何度も小布施町を訪ねていらしています。

また、これら歴史、文化、景観など地域の特色を生かした町民主体のまちづくりに注目をし、全国各地の自治体、商工団体を初め大学や研究機関などから、大勢の人が視察・研修に訪れています。

小布施町は、昭和51年の北斎館のオープンをきっかけに、町並み修景事業が行われました。昭和61年には環境デザイン協力基準がつくられ、その後のまちづくりの指針として機能しています。平成2年には、小布施町うるおいのある美しいまちづくり条例を制定し、平成4年には、小布施景観賞が実施されました。また、平成12年からは、オープンガーデンが開設され、平成18年には景観法に基づく景観行政団体となり、小布施町景観計画を策定しました。

このように、豊かな景観づくりを積極的に推進する中、数々の著名な建築家による建物が町内に数多く建てられております。

例を挙げますと、宮本忠長氏による学校・病院を初めとするさまざまな建物、デザイナーの水戸岡鋭治氏による飲食店の数々、そして古谷誠章氏による「まちとしょテラス」などが代表的なものであります。これらは小布施町の大きな財産となり、さらに魅力あるまちづくりの形をつくっております。また、これらを含むすぐれた建築物の数々は、観光スポットとして、また学術研究の対象としての大きな価値を持つものであります。特に建築を学ぶ学生やまちづくりを進める人々にとっては、大きな魅力となっております。

北斎、花、栗と並び、新たに景観建築物は、町の核として観光交流に活用できる財産ではないかと思います。

例えばオープンガーデンを紹介するマップのように、すぐれた景観建築物マップを作成し、観光交流につなげることや、年に3回開催しているカントリーウオークのコースに、すぐれた景観建築物を回るコースなどを加えるなど、また建築や景観を学ぶ人々の研究会、見学会などを開催するなど、観光と交流に活用すべきすばらしい財産だと考えます。

そこでお聞きします。

最初に、町内にあるすぐれた景観建築物などを、多くの町内外の人に知っていただくための周知はどのようにしているのか。

次に、町内にある歴史的建築物や指定優良景観建築物など、すぐれた景観建築物を観光や交流事業などに活用するお考えはないかお聞きしたいと思います。

よろしくお願いします。

○議長(小渕 晃君) 市村町長。

〔町長 市村良三君登壇〕

○町長(市村良三君) 関議員のご質問に答弁を申し上げます。

今、2つご質問をいただきましたが、まず第1番目の周知の方法ということでありますが、ご質問にもありましたように、平成2年に小布施町うるおいのある美しいまちづくり条例を制定していただき、景観づくりに取り組まれる町民の皆さんへの助成、景観づくりに著しく寄与していただいている建築物の表彰などを実施してきておるところであります。

表彰は、平成4年度から平成17年度まで、建築物部門、生け垣緑化部門、広告物部門の3部門で実施をしております。建築物部門におきましては、景観賞として22件、奨励賞として21件の表彰をさせていただいております。また、平成19年度からは、優良な景観建築物等として12件の建築物を認定させていただいております。

今、議員ご指摘の、この周知がまだ足りないではないかということであります。これまで優良な景観建築物の認定などを行った際の町報への掲載、あるいは住まいづくり相談の際に優良事業として活用するということにとどまっておるのが現状であります。

ということで、今後、今さまざまご指摘をいただきました、あるいはそれを冊子にまとめてもいいのではないか、あるいは町歩きのときの一つの指針となるようなこと、そういう角度から考えてもいいのではないかというようなことも、十分にこれから考慮をいたして方策を講じていきたいというふうに思っております。

それから、そういうすぐれた景観を持つ建築物を、観光とか交流事業のほうに活用するということでありますが、これは2つあろうかというふうに私は思います。

1つは、辛うじて長い間の時代の変化に耐えて残った建築遺産というようなもの、例えば小布施町では、蚕の小屋など立派なものがたくさんある、こういう建築遺産とも言うべきもの、それからもう一つは、関 悦子議員がご質問いただいた新しくつくったもので、なかなかいいではないかというような建物の2つあろうかと思います。

それで、新しくつくられたものというのは、これはもう目的がはっきりしております。飲食店としてやっていこうとか、あるいは図書館であるとか体育館であるとか、目的がはっきりとしております。問題は建築遺産のほうですね。すばらしい建築遺産、そんなにお金がかかったものであるとかそういうことではなくて、町独特の工法なり景観を備えた、こういうものがたくさんございます。

ですけれども、今使われないものについては、物置になるか、あるいは近い将来壊されてしまうかもしれないということであります。それは何か新しい命を吹き込むということが大事だろうというふうに思います。目的を持ってつくられたものであるけれども、その目的が今となれば目的でなくなっているという建物も多いように思います。そこに新しい命を吹き込むというのは、例えば去年、伊那食品さんに大変ご苦労いただいた、ああいうふうな命の吹き込み方ですね。こういうことをやりながら、双方ともマップとかに取り入れていけたらなというふうに考えております。

それから、それを一つのいわばランドマーク的に町を散策していただく方にお示しをしていくということでありますが、これはマップの作成ということが重要であります。

今ここ何年かウオーキングという事業を一生懸命やっておりますが、まだコース設定ができておりません。来年度、24年度には東京理科大学小布施町まちづくり研究所に十分なお力を発揮していただいて、20コースか30コース、コースを設定していただきたいということをお願いしております。その中には、そういう建物、あるいは遺跡といってはあれですけれども、そういう民俗学的なものも入れていただきたいというようなお願いもしております。

今ちょっと質問の趣旨からそれて恐縮でございますけれども、最近、小布施町にお住まいの方から、「小布施町の人は神社仏閣を大変大事にされていて、美しくされていて、これは大変すばらしいことだ」というご指摘とともに、しかし、町の中に残る石塔とか石の庚申塚とか、そういうものですね、それに対して、ややちょっと注意が足りないのではないかというご指摘もいただいております。そういうものも盛り込んだウオーキングマップなども作成をしていくと。これをご依頼をしているところであります。

それから、最後に蛇足ですけれども、先ほどのいわば建築遺産とも言うべき建物についてでありますが、この3月29日に川向先生の講演があります。それは「はたらく家」と題した講演でありますが、その昔、といっても私が子供のころでありますが、それぞれのおうちというのは何かしらの働く場所であったわけですね。おうちの先がお店であったり工房であったり、そういうものが、時代の変化、価値観の変化とともに使われなくなってきたという現状を講義していただくものであります。それを現代に生かすには、どうしていくかというようなことを皆さんで考えましょうという講義でもありますので、議員にも、関議員初め全議員にご出席いただいて、そのことも小布施町の問題として、あわせてお考えいただけたらというふうに思っております。

以上であります。

○議長(小渕 晃君) 関議員。

○13番(関 悦子君) ご答弁いただきまして、東京理科大の研究所が2007年に始まって、いい活動をし、さらに今回の私の質問の中にも、東京理科大の方たちの活用というのが出てきましたので、大変うれしく思います。その今答弁いただいた中に、本当に今の時代というのは、非常に目的をきちんと持っていらっしゃる方が多くなったということと、それから物を買うという時代よりも、心に残るというか、人と人との、やっぱり小布施町が目指す交流というものを大変目指していらっしゃる方が多くなりました。この建築物そのものというのは、その方たちの思想である、生き方であるという、そういう思いに触れるものだろうというふうに思うんですね。そういう点では、この活用というか、この交流というのは、とても大切だなというふうに思うんですけれども、町内の人たちもそうですけれども、町外の周知というか、こういうお知らせ的なものを、もうちょっと違った媒体を利用してできないものなのかなというのを、ちょっと質問したいと思うんですけれども、再質問でお願いできれば。

○議長(小渕 晃君) 市村町長。

○町長(市村良三君) もう少し町外の方にこういうものを知っていただきたいという、逆に私どもからもお聞きしたいようなご質問でございますが、確かにその努力は必要だなというふうに思います。これが、日ごろ私どもが申し上げている、観光と交流はどこが違うのだということも含めて、町外の皆さんにも、小布施町はこういうことで町民の皆さんと我々が協働しながらやっていますという、何かの方法を考えていきたいというふうにも思います。

先ほどの新しい形のパンフレットというか、そういうものもそうでしょうし、この夏には、ちょっとおくれてしまっておりますが、ホームページのリニューアルもされます。あらゆる方法を通じて、そういう周知というか、ご案内をしてまいりたいというふうにも思っております。お願いいたします。

○議長(小渕 晃君) 関議員。

○13番(関 悦子君) それでは、2つ目について、音楽堂の施設充実についてお願いいたします。

小布施町役場の東南、小学校グラウンドの東西の隅にある音楽堂についてお聞きします。

この音楽堂は、昭和10年に建設されたものであり、昭和47年に現在地に移転された建物、町の初期の修景事業として移築されたものであるとお聞きしました。古くから音楽専用の施設として多くの利用者に親しまれ、活用されている施設で、建築物としても歴史のある、大変価値のある建物であります。文化のまち小布施にふさわしい施設だと考えます。

70年以上の歴史を持つこの音楽堂で、多くの町民が奏でたピアノの音色、歌声、そして何よりも多くの思い出の詰まった施設でもあります。小布施町を離れた方たちが、よくいらっしゃって話す一つに、この音楽堂で歌った思い出の話をよくお聞きします。本当に大変貴重な財産なんだなというのを感じる音楽堂なんです。

現在は、コーラス、ピアノを中心に9つの団体、約160名が利用しているとのことで、日曜日を除くほぼ毎日利用されています。床の状態や戸のきしみなど、挙げれば多くの改善要望はありますが、古い建物でもありますし、施設の維持管理などについては大変だと思いますが、大切に使っていかなければならないと感じております。

先日、利用者の方から要望がありました。それはトイレの話でした。この音楽堂へのトイレ設置については、昨年9月会議において、小林正子議員が一般質問をしていらっしゃいました。その時点では、「公共施設トイレや公衆トイレの改修を優先的に計画に位置づけ、その計画に沿ったトイレ改修を進める中で、音楽堂へのトイレ設置の必要性について見きわめていく」との答弁でしたが、再度のお願い、その後の状況についてお聞かせいただけたらと思います。

この音楽堂には、トイレがありません。近くの役場のトイレか小学校グラウンドの北のトイレを利用しなくてはいけない状況です。昼間の明るいときとか暖かい季節なら利用できますが、特に冬期間の、それも夜間は、大変な不便と危険を感じているとのことでした。

早速現地を見てみましたが、最も近い役場のトイレに行くには、狭く急な階段をおりていかなければならず、それも雪が積もっているときなどは大変滑りやすく、危険な状況にあります。

音楽堂の利用者は、高齢者の方々も多く、またピアノ教室は多くの子供たちが利用をしています。これからはますます高齢者の利用もふえると思いますので、ぜひトイレを設置していただきますようにお願いするものでございます。

また、この音楽堂の清掃などは、利用者の方々が交代で行っているとのことですが、水道の設備もなく、水を運んだり手を洗ったりするにも、大変不便を来している状況だと思います。

私にこの話をしてくださったのは、音楽を愛し、歌うことの大好きな高齢の方でした。その方は、「家族を亡くし、落胆し、目の前が真っ暗になっていたときに救ってくれたのは音楽、この音楽堂で歌うのが私の生きがいです」とおっしゃっていました。

これからの超高齢化社会を、豊かに生きがいを持って暮らしていくためには、愛するものがある、好きなものがある、これが大変重要なことだと思います。そのための施設のさらなる充実を望むものです。

そこで伺います。

最初に、音楽堂は耐震基準を満たされているのか。そして、トイレの設置については、今後どのように考えていらっしゃるのかをお聞かせいただきたいと思います。

○議長(小渕 晃君) 池田推進幹。

〔教育委員会ミュージアム経営改善推進幹 池田清人君登壇〕

○教育委員会ミュージアム経営改善推進幹(池田清人君) それでは、音楽堂の施設充実について答弁をさせていただきます。

議員がご指摘のとおり、音楽堂は昭和47年に現在の位置に移転されてから、社会教育施設としまして、週5日、ピアノ教室や夜間の女声コーラス等の方たちの利用により、ほぼ毎日利用されておる現状であります。

建物の構造や保存価値を含めた維持管理の中で、耐震の対策やトイレの設置、床などの老朽化、それから暖房設備など、幾つかの改善・改修が必要なものと考えております。

音楽堂の耐震基準につきましては、言うまでもありませんが、1995年の阪神・淡路大震災以来、歴史的建物の地震による被害を防ぐため、耐震補強に関する需要が高まっておりますし、昨年3月11日に発生しました東日本大震災、翌12日の長野県北部地震による被害に対し、ますます公共施設の安全性が求められているものと認識をしております。

音楽堂のような歴史的建造物は、景観や文化的価値を損なうことのないよう、耐震性能を的確に評価した上で、景観に配慮した必要最小限の補強を行う必要があると考えております。

また、老朽化の状況やご利用いただく皆さんの利便性を考え、トイレの設置や床の修繕などを含め、今後、木造建築の専門家に耐震診断を依頼しまして、診断結果を踏まえ、適切な改修を考慮し、耐震補強工事を順次実施していきたいと思います。

トイレの設置につきましては、非常に多くの皆さんに活用をいただいている現状の中で、利用者の声をお聞きしますと、非常に設置を望まれておられる方が多くいらっしゃいます。子供さんやご婦人の利用が多いのも、その一因であると考えております。施設内での設置となれば、多少施設内が手狭になることも考えられますが、優先度の高いものと認識をしまして、早期にトイレの設置を考えてまいりたいと思います。

町では、町内にあります体育館などの公共施設・公共トイレの改修計画につきまして、ご指摘のとおり公共施設・公衆トイレ改修計画策定会議等で検討しておりますので、音楽堂についても、早期に実現ができますよう、その中で調整を図ってまいりたいというふうに考えております。設置箇所や期間につきましては、今後、耐震補強などの建物改修も考慮しながら、専門家も加えて検討してまいりたいと思います。また、設置できましたら、利用者の皆さんによる清掃などの管理をお願いしまして、建物同様に愛着を持って維持をしていただける施設となるようお願いを申し上げてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

○議長(小渕 晃君) 関議員。

○13番(関 悦子君) ただいま前向きの回答をいただきました。私も小布施町に嫁いで昭和49年に入りましたが、初めて社会施設を利用させていただいたのが、まさしくこの音楽堂で、多くの友人を得ることができました。あそこを利用する方は、女性の方が多いと思うんですね。やっぱり女性が生き生き暮らすためには、好きなことが十分にできる、そしていいお顔をして家庭に帰って、家庭を明るくし、町を明るくする大きな力だと思うんですね。資金もかかるものですので、早急といいましても、すぐというわけにはいかないでしょうけれども、なるべく早くに、議会も365日、通年議会をやっておりますので、いつでもスタンバイオーケーだと思いますので、なるべく冬にならないうちにぜひお願いしたいと思いますが、そのような早い考えは無理でしょうか。ぜひなるべく早急にお願いしたいと思いますが、ご回答いただければうれしいですけれども。

○議長(小渕 晃君) 市村町長。

○町長(市村良三君) 再質問にお答えいたします。

先ほどご質問にもありましたが、昨年の小林正子議員のご質問に対しても、計画の中で優先順位を考えてという話をいたしましたけれども、その後も町の皆さんのお話を伺っている中で、これは大変優先順位が高いのではないかというふうな判断が、我々の中にも出てきておりますのでということで、できるだけ早期にというふうに考えております。

以上であります。

○議長(小渕 晃君) 以上で関 悦子議員の質問を終結いたします。

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