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平成24年12月会議会議録 一般質問 小西和実議員

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年3月14日更新

◇ 小西和実君

○議長(小渕晃君)続いて、4番、小西和実議員。

                             [4番 小西和実君登壇]

○4番(小西和実君)それでは、通告に基づきまして、順次質問させていただきます。

まず、1つ目ですが、北信流お肴謡の活性化事業継続を。

お肴謡は、小布施人の暮らしに根差した伝統であり、盃事に込められた思いやりや感謝など、先人たちの思いと知恵の結晶です。人と人をつなぎ、世代を超えたきずなを育てることができる暮らしの文化です。松代発祥と言われ、北信各地で盛んになり、小布施町でも広まった北信流ことお肴謡を継承していくおぶせ・お肴謡伝承活性化プラン、通称お肴謡プロジェクトが2010年よりスタートしました。伝承保存、調査研究、次世代育成の3つの活動を柱に、現在活動をされているということです。

このプロジェクトでは、宝生流能楽師のシテ方、佐野登先生にご指導いただいております。まずはお肴謡に欠かせない小謡を謡えるようになるため、謡のおけいこを実施していただいております。小布施町の町民のだれもが、合言葉のごとく宴席でお肴謡を謡えるようになり、宴会では必ずお肴謡が登場することを願って活動しているというのが、この趣旨になっております。大人はもちろんのこと、次世代育成のため、子供のころからお肴謡に親しんでいただこうと、幼稚園・保育園児を対象とした教室も行っております。

また、調査研究の分野では、「まちとしょテラソ」の場所を使って、ワークショップという形で広く町民の方に参加いただけるような形で、能の絵巻物のひもとき行事を、シリーズ5回で現在行っているということになっています。こちらの事業については、文化庁の地域伝統文化総合活性化事業であり、小布施町のこのお肴謡伝承プロジェクトは、ことし最後の3年目を迎えております。

この文化庁伝統文化総合活性化事業は、地域に伝わる伝統文化の活性化や復興等のため、各地域の主体的・総合的な取り組みを支援することにより、有形無形の歴史的な文化遺産を生かしたまちづくりや、伝統文化の確実な伝承と地域の活性化に資することを目的とする事業であります。

これまで3年間を通して、北信流ことお肴謡を継承すべく、地道な取り組みが地域の皆さんでなされてきました。しかし、本年度でこの事業としては終了となります。

小布施町の伝統文化としての北信流お肴謡を復興させ、活性化させていくために、来年度以降も小布施町の独自の事業としてより発展させ、継続すべきであると考えます。

例えば町内には、おぶせ・お肴謡伝承活性化プラン以外にも、独自に地域で訓練・練習・おけいこをされているお肴謡の一門、教室なりが複数あると確認しています。現在の取り組みの範囲をさらに拡大させ、小布施町のおぶせ・お肴謡伝承活性化プラン以外の場でも、練習されている皆さんを含め、大きくお肴謡の輪を広げていく取り組みが必要ではないでしょうか。

各教室合同による演目発表会や勉強会などを開催するなど、これまでの3年間の取り組みをさらに発展させ、おぶせ・お肴謡伝承活性化プランを継続していくお考えはありますか。

○議長(小渕晃君)池田推進幹。

〔教育文化推進幹 池田清人君登壇〕

○教育文化推進幹(池田清人君)小西議員のご質問にお答えいたします。

北信流お肴謡の活性化事業の継続をというご提案をいただきまして、感謝申し上げます。

ご承知のとおりお肴謡は、日本の伝統芸能能楽から生まれた謡でありまして、宴席の中締めとしての意味があり、来賓の指名を受けた謡手が、酒の肴として能の小謡を披露するもので、松代藩が発祥とされ、北信流と呼ばれているものであります。

この北信流も、宴席での披露が年々減少してきております。北信流を後世に残す取り組みとして、伝承保存活性化事業として国の補助をいただき、実施してまいったところでございます。

平成22年度に文化庁の地域伝統文化総合活性化事業で3カ年の補助金の内諾をいただき、平成24年で補助対象が終了する事業でございます。平成22年度には613万8,000円、平成23年度では文化遺産を生かした観光振興地域活性化事業と名称が変わり、補助対象も町から実行団体でありますおぶせ・お肴謡地域活性化プロジェクト実行委員会への補助として、790万円ほどの交付を受けております。平成24年度におきましても、ほぼ同額の補助が採択されまして、伝承事業のお肴謡教室、それからその発表の開催、それからお肴謡の歴史などの調査研究事業など、地道な取り組みを行ってまいったところであります。

お肴謡の伝承保存の取り組みにつきましては、議員からもご指摘がありました毎月開催のお肴謡の教室、また子供向けの能楽教室、また小学校5年生を対象にしました農業と能楽とのかかわりについての講演会など、東京から来ていただいております能楽師の佐野先生に指導をいただいてきておるところであります。本年度は特に希望される自治会に出前講座としてお邪魔をさせていただきまして、教室を開催させていただきました。今日までで11の自治会での開催をすることができております。

佐野先生と町の関係をちょっと申し上げますと、町で謡曲が盛んでありましたころに、祖父の巌氏、またおじであります萌氏の代から、小布施町へ指導をいただいております。今なお交流が図られ、深いきずなで結ばれておるものと思います。現在ご指導をいただいております佐野登先生も、30年ほど前から謡曲と仕舞の指導に通っていただいておる関係でもあります。今回の事業につきましても、多大なご協力をいただいておるところです。

議員ご提案の補助事業終了後のお肴謡伝承保存プロジェクトを、町単独事業として継続、また企画等を拡充していくようにとのご要望でございますが、町としても伝統文化・伝統芸能を継承していくことの重要性にかんがみ、必要な支援を講じてまいりたいと考えております。

今まで長年にわたりましてご縁のあります佐野先生につきましても、引き続き小布施町で謡を愛好されている皆さんとのつながりを大切にし、小布施への継続したご指導をいただきたいと考えております。

今回の補助事業をきっかけに、町内のさらなる伝統芸能の活動の充実を広く図ってまいりたいと考えております。愛好家の皆さんには、流派を問わず、日ごろの練習の成果や活動を発表する機会の場を提供していきたいと考えております。また、普及活動にも努めてまいりたいと思います。

また、地域の伝統芸能実践団体の活動や教室などの開催により、担い手の育成や子供たちへの育成についても、支援をしてまいりたいと考えております。

さらには、北信地域を対象にした、伝統芸能活動を実践しております団体の皆さん方との連携をしてのイベントの開催、またお肴謡の市町村交流の開催、また北信地域の観光資源としての活用方法など、これからも多くの皆さんのご意見をいただき、取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

以上であります。

○議長(小渕晃君)小西和実議員。

○4番(小西和実君)それでは、再質問させていただきます。

お話しいただいた中でなんですが、非常に文化をはぐくむというのは時間がかかることでもあります。来年度に前向きに検討をしていくということでお話しいただいたのですが、5年、10年、あるいは20年という長い時間をかけて、再度盛り上げていく必要があるものでもあるという認識があります。そんな中で、そういった長期の視点で、おけいこそのものの継続だったりとかというところを特に重点的に行っていただいて、息の長い事業としてとらえていただけるのかどうかということを再度確認したいと思います。

○議長(小渕晃君)池田推進幹。

○教育文化推進幹(池田清人君)伝統芸能につきましては、有形無形にかかわらず、自分たちの手でそれを育て、また次の代に継承していくことが、一番大切なことと考えております。

今回は3年間の補助事業、国からの支援をいただきまして取り組み、改めてその認識を、それぞれの自治会、初心者等も含めて認識を深めさせていただいたものと思っております。これを機会にしまして、町でもいろいろな場の提供や機会の提供に取り組むとともに、引き続き愛好される方々に教室等の指導ができるよう支援をしてまいりたいと。これはまたこれからの予算等にもかかわってまいりますが、できる限りの支援をしてまいりたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(小渕晃君)小西和実議員。

○4番(小西和実君)続きまして、町内すべての獅子舞の記録・保存に着手をということで質問させていただきます。

この10月に緑のかけ橋として始まっていた、これまでやられていた小布施六斎市は、ことしの10月で通算して10年目を迎えています。ことしは例年以上のお客様にお越しいただきました。

そんな中で、六斎市の会場に特に花を添えたのは、みこしの部分もあるんですが、やはり地域の部分からいけば、各自治会で伝統が守り継がれている、各自治会の中の保存会の皆さんによる獅子舞でした。各地区ごとの保存会の皆さんのご尽力により、長い時間の経過を乗り越えて受け継がれている獅子舞こそ、小布施の一つの地域文化でもあり、また地域の伝統芸能でもあると思います。

各自治会に残るすばらしい獅子舞を、地域の伝統芸能として記録・保存して、いつでもだれもが見られるよう、デジタルアーカイブの対象として保存していただきたいと思います。

現在は教育委員会で、平成18年に矢島、平成19年に北岡、松村、平成20年に東町、中町、大島、山王島の獅子舞を記録してあるということです。しかし、獅子舞はそれぞれの楽器と周りの連携をうまく撮影する必要もあり、またより品質の高い記録が望ましいと思われます。

現在、小布施町でデジタルアーカイブ事業として取り組まれているものに、ぜひこの獅子舞を対象として加え、しっかりとした記録を後世に残していただきたいと思います。

地域の方、いろいろな方にお伺いしている中では、林地区であったり、あるいは雁田の地区の獅子舞が非常によい形で残っているという感想のようなものをいただきました。特に林の場合は、小布施大元神社ということで、小布施の大もとであるというような伝承もいただいている中で、その神楽に関連することは、非常に地域の文化と密接に関係あると思いますので、そうしたところも非常に強く感じる次第です。

各自治会に現存する獅子舞を、小布施町の事業として記録・保存し、いつでもだれもが見ることができるようにする、そういったお考えはありませんか。

○議長(小渕晃君)池田推進幹。

〔教育文化推進幹 池田清人君登壇〕

○教育文化推進幹(池田清人君)2点目のご質問にお答えいたします。

急速な経済成長を遂げ、物質的な生活の豊かさは、一応充足されつつありますが、反面、心の豊かさに対する欲求が高まり、地域の皆さんの考え方も個性化・多様化の傾向が強まり、それに伴いまして、伝統芸能保存も含めた文化面での対応の必要性が、広く求められるようになったものと認識をしております。

各町内で歴史的な伝統を受け継いで実施されております春・秋の神事や祭典など、幾多のお祭りや伝統行事も、各自治会で独自に取り組まれており、それぞれ催される行事も、各地域において創意工夫され、開催されておるところであります。

町では、これらの催事や伝統行事をもまちづくりやコミュニティの一つと考え、より大勢の町民の皆さんに見ていただき、楽しんでいただけるよう支援をするとともに、将来にわたり行事や祭事が伝承される環境づくりに努めてまいったところであります。

特に獅子舞の伝統芸能保存には、後継者不足など今後の幾多の難題も予想されておるところであります。議員ご指摘のとおり、町では平成18年に自治会を通じまして保存会の皆さんに活動についてのアンケート調査を行い、課題や後継者不足の状況を把握してまいりました。

その中で、映像記録を希望される自治会の獅子舞を記録・保存してまいったところであります。記録・保存の希望の自治会では、町の委託事業として映像及び音声を収録しまして、DVDとして作成し、それぞれ自治会に1つ、図書館に1つ、それから教育委員会にそれぞれ保存をされております。

今おっしゃられたとおり、現在8つの自治会の獅子舞と1件の舞踊が記録・保存されており、だれでも見ることができます。これを18年から21年の4年間にわたり、希望のあるすべての自治会におきまして、一応終了をしておるところであります。

ご指摘のデジタルアーカイブ事業として取り組んでいるのも、獅子舞を加えて記録を後世に残してほしいというご提案でございますが、現在、図書館で進めているデジタルアーカイブ事業におきましては、町の行事や伝承など、このままでは消滅してしまう貴重な文化遺産を、デジタル化した記録として収集し、後世に残していくものであります。各自治会で取り組んでおります伝統行事や獅子舞等の芸能行事など、貴重な民俗文化財として記録・保存に取り組んでいくべきものであると考えております。記録・保存され、公開されることにより、保存・継承されておる皆さん方にとっての励みとなり、多くの方に見ていただくことにより、町内外の皆さんへの関心も高まるものと思います。まだ記録をされていない自治会も11自治会ほどあるかと思います。デジタルアーカイブ事業の一環として取り組んでいけるものと考えておりますので、今後も実施をしてまいりたいと思います。

なお、保存とともに、記録・保存されたものにつきましては、一般的な公開についても、図書館利用の際など、気軽に大勢の皆さんに見ていただけるよう、そちらのほうの周知も積極的に図って、活用を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(小渕晃君)小西和実議員。

○4番(小西和実君)デジタルアーカイブに関連して、このまま再質問したいところが1つあったのですが、これについて、以前いただいている資料の中で、4年間で約2,900万円という金額が、このデジタルアーカイブの事業には使われております。そんな中で、余りずれないようにしたいんですが、単純にこの獅子舞の保存というところを考えていくに当たって、余り町民の皆さんにわかりにくいところに非常に高い金額を使っていくということには、問題があるのだろうということがありますので、費用対効果を考えてデジタルアーカイブを行っていただけるということで、この獅子舞についてご検討いただけるということでよろしいでしょうか。費用対効果についてということで、ちょっと1つ確認したかったのですが。

○議長(小渕晃君)池田推進幹。

○教育文化推進幹(池田清人君)基本的にデジタルアーカイブにつきましては、人、それから行事、それから今ここで継承しなければ消滅してしまうもの、そういう町の文化というものに焦点を当てて記録・保存し、将来のために生かしていこうという基本的な考えがございます。その中で十分、獅子舞等の伝統行事は、その対象になり得るものと考えておりますので、もともと8件のDVDを既に教育委員会で過去とっていたわけですけれども、今後、ある機材等も活用できますので、今までより容易にそういった記録もとれますので、最大限生かして記録保存に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(小渕晃君)以上で小西和実議員の質問を終結いたします。

ここで昼食のため暫時休憩いたします。

再開は午後1時の予定です。再開は放送をもってお知らせします。

休憩 午前11時55分

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