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平成24年12月会議会議録 一般質問 関悦子議員

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年3月14日更新

◇ 関悦子君

○議長(小渕晃君)続いて、13番、関悦子議員。

                          [13番 関悦子君登壇]

○13番(関悦子君)おはようございます。

私、来訪者の方々の対応の業務に携わっておりまして、今までになかったなというふうに思っているのは、「まちとしょテラソ」はどこですかとか、どのような目的で小布施にいらっしゃいましたかというふうに宿泊の方にお尋ねしますと、図書館を見学に来たという方が目立つようになりまして、ああすごいことだなというふうに思いまして、今回の質問をさせていただくことになりましたので、よろしくお願いいたします。

それでは、質問に参ります。

小布施町立図書館の運営について。

小布施に最初に図書館が建設されたのは、旧小布施村の時代、県内でも早い大正12年だったそうです。当時、開館までには3年はかかるとされていましたが、学校や青年団の推進により、わずか半年で建設され、その後、図書館は小布施文化の源泉となっていったとお聞きし、当時の先人たちの熱心な取り組みに感心をし、敬意を覚えるものでした。

小布施の図書館は、来年90周年を迎えるそうです。図書館は建設以来、多くの町民に利用されてきましたが、長年利用され続けているうちに、施設の老朽化が進むとともに、より利便性向上のため、新たな図書館の建設が望まれるようになりました。

平成3年には、第三次小布施町総合基本計画に図書館の移転・建築が盛り込まれました。そして年を経て、平成18年から具体的な建設に向けての議論がなされました。町民参加の検討会、町政懇談会、町民によるワーキンググループなどにおいて、議論・検討が進められました。

新しい図書館の設計者の決定は、公募型プロポーザル方式で行われ、全国から166社の応募がありました。また、図書館長の公募と選定には、全国より25名の応募がありました。

建設に際しては、図書館運営委員会が設けられ、多くの時間を費やして細部にわたり議論をされ、研究がなされました。町民の長年の願いであった新しい図書館は、町民参加のもとに進められ、完成し、平成21年7月にオープン、「まちとしょテラソ」という愛称が名づけられました。

この図書館は、当初から交流センター機能を持ち合わせることを目的とし、学びの場、子育ての場、交流の場、情報発信の場という4つの柱による「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」という理念のもとで建築をされました。

開館以来、各種イベント、講演会、写真展、ワークショップ、読み聞かせ会、映画上映会など、新しい視点で盛りだくさんの事業が企画され、多くの町民が参加をされております。まさに「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」としての事業が、次から次へと展開をされています。

余り聞きなれない言葉でしたが、小布施デジタルアーカイブ事業では、町の文化の収集を行い、先人たちに学び、未来へのタイムカプセルとなると同時に、今をどのように生き抜いていくのかという羅針盤の役目を果たすことを目的として、取り組まれています。

また、つい最近、これも新たな企画「おぶせ まちじゅう図書館」構想がスタートをしました。旧図書館では来館者が平均80人だったのが、新図書館になってからは、毎日200人から300人の方たちが利用しているとのことです。

新たな図書館は、建築物としての評価が高く、2011年度日本図書協会建築賞を受賞し、そのときの受賞理由は、地域特性に応じて独自の取り組みを実践できる場としての図書館であり、小規模な町でありながら、かくも質の高い建築を得ることができること、そして特色ある運営で高いサービス実績を上げられることを実証したすばらしい例として、この本賞にふさわしいというものでした。

さらに、第13回図書館総合展において、ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2011年度の大賞を受賞しました。評価された点は、「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」として、各種イベントの実施や地元の方100人のインタビューの電子書籍化を行うなど、小布施文化や地域活性化の拠点としての活動を進めている点が、今後の地域の公共図書館のあり方の参考となる点でした。

このように新しい図書館「まちとしょテラソ」は、建築物としても、また運営の面においても、日本のトップクラスの評価を受け、全国から注目される存在となり、開館以来、図書館関係者はもとより、建築関係者、自治体関係者、大学の研究室などから多くの方々が視察に訪れているとお聞きします。短期間のうちに数々の賞を受賞し、高い評価をいただいている「まちとしょテラソ」が身近にあることは、私たち町民としても大変誇りを持つことができます。また、大いに自慢できる存在です。

そこで伺います。最初に、現在の利用者数と研修・視察に訪れる方々の数について伺います。

次に、図書館におけるユニークな取り組みである学習支援館の利用状況、そしてこれを実施することによるほかへの影響について伺います。

次に、図書館の運営・企画に町民の意見をどのように反映して行っているのか、図書館協議会の活動状況とともに伺います。

次に、新しい図書館のもたらす経済的効果をどのように評価していますか。

最後に、図書館運営の責任者は図書館長で、企画力、発想力、推進力、リーダーシップなどが求められます。今までの館長は全国公募によって選任されていますが、11月末で任期が終了したとのこと、今後の館長をどうするのか、そしてどのように選任していくのかについて、基本的な考え方をお聞きします。

○議長(小渕晃君)竹内教育長。

                                                                    〔教育長 竹内隆君登壇〕

○教育長(竹内隆君)おはようございます。

関悦子議員の小布施町立図書館の運営にかかわって、5点のご質問にお答えいたします。

小布施町立図書館「まちとしょテラソ」の設立から現況につきまして、今、議員から紹介のあったとおりでございます。建物、館の運営、事業とも、従来の図書館の枠を超えた先進的な図書館として高く評価され、町民だけでなく、近隣の方にも大勢ご利用いただいております。

ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2011大賞受賞も、その結果でございまして、この章は、お話ございましたように、NPO法人知的資源イニシアティブが、当町図書館は「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」として、各種イベントの実施や地元の方100人を目標としてのインタビューと記録を行うなど、小布施の文化や地域活性化の拠点としての活動が、他の図書館の先進的な事例として参考になるとして、高く評価されたものでございます。

ことしは、日本図書館協会主催の第28回日本図書館協会建築賞を受賞、続いて日本建築学会による日本建築学会作品選奨2012を受賞しております。図書館建築とともに、サービス面などもあわせて評価されたものであります。

過日、10月のNHKラジオの全国放送ラジオ深夜便「明日へのことば」、早朝の番組ですが、ここに前図書館長が「おしゃべりオーケーの図書館」と題して出演し、「当町の図書館は図書館機能を持った交流センター」として、事業や館の取り組みを紹介しました。その後、全国から反響があったと聞いております。私も放送を聞いておりましたが、見事な紹介であったと思います。

次に、質問にお答えいたします。

図書館の運営につきまして、議員のご発言のとおり、学び・子育て・交流・情報発信の場、「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」としての理念のもとに、町民の皆さんが集い、親しまれる場になるよう一層努めてまいります。

来年は、ご紹介がございましたように、大正12年の図書館創立から90周年を迎えますが、これらの基本理念をさらに発展させ、町民はもとより、近隣の方々にもご利用いただける図書館として、新たな利用にも取り組んでまいりたいと考えます。

図書館の利用状況でございますが、来館者数につきまして、23年度、昨年は年間12万2,592人、1日の平均来館者数は391人でございます。旧図書館の時代、平成19年の当時と比べますと、当時は年間で2万2,360人でございます。当時の1日の平均来館者数は78人でございますから、23年度と比較いたしますと、5倍に増加をした状況でございます。

貸し出し冊数でございますが、23年度は年間で8万5,391冊、1日の貸し出し冊数は275冊、平成19年、同じく述べますと、年間3万5,698冊、1日では当時124冊でございまして、貸し出し数で比較をいたしますと、23年度は平成19年当時から2.2倍に増加してございます。

3点目の研修・視察に来町された方につきましては、23年度、41団体484人の方がお見えになりました。

2点目の学習支援館の利用状況と他への影響についてのご質問でございますが、学習支援館は、そこの学習支援館構想を考えながら、そのもとでの児童・生徒の学習機会の提供と、それから学力の向上にかかわる支援をしてまいりたいとしているものでございます。このもとで本年度から、本年度は中学3年生を対象に、学習支援セミナーで現在、北斎ホール講習室を利用しておりまして、特に図書館の利用しているところではございません。

次に、図書館の運営・企画にどのようにして町民の皆さんのご意見を反映させているかとのご質問でございますが、小布施町の図書館運営協議会と同様な位置づけであるとして、館長のもとに図書館事業に積極的な方を図書館運営プロジェクトとして組織し、意見交換や事業の企画、反省などを行って、町民の皆さんのご意見を反映させてきました。

また、前館長は、各地の情報の収集にもすぐれ、新しい事業の取り組みにもつなげておりました。読み聞かせや各種事業を実施する中で、反省会などを通して、参加者の皆様からご意見を聞いております。図書館内の職員会も、町の皆さんの要望を集約していることにつながるものと思います。さまざまな機会を通して、町民の皆様の要望を反映しております。

次に、図書館は、町民の皆さんの生きがいや交流、子育てにかかわることによる、明るい元気なまちづくりを推進していくための拠点施設としての役割を果たしているものと考えております。

ご質問の図書館による経済効果は、余り考えてはおりませんが、あえて言えば入館者数から観光消費を推察いたしますと、視察者から見まして、484人掛ける1人3,000円を使用していただいたと考えますと約145万2,000円と、計算ではそのようになります。

また、入館者から計算をいたしますと、その入館者の10%が町外からのお客様と考えますと、先ほどの数字12万2,592人の1割で、お1人3,000円といたしますと、約3,600万円ほどになるかと思います。

次に、5点目でございますが、新館長の選任についてのお尋ねでございます。

前館長は、任期終了により11月末で退職されました。現在、私、教育長が館長を兼務しております。今後は新年度に向けて新館長を選任してまいりたいと考えます。そのためどうすべきか、教育委員会事務局で検討し、しかるべき方法で、また住民の皆さんのご意向もお聞きしながら、今後の方針も含めて検討を進めてまいります。

こうした専任館長不在の状況ではございますが、図書館の事業について、町民の皆さんにご不便をおかけすることのないように、図書館職員、事務局職員等、心してまいりますので、よろしくお願いいたします。

以上でございます。

○議長(小渕晃君)関悦子議員。

○13番(関悦子君)大変な「まちとしょテラソ」の利用の人数には驚きました。そして、貸し出しの冊数から計算しますと、貸し出しの部門は倍ぐらいなんですけれども、来訪者ですか、図書館の利用者から見ますと5倍という数字が出まして、図書館の形というか、利用の仕方というものが随分変わってきて、当初目的の交流の場という面では、すごく評価が高く、すばらしい成果が出ているんだなというのを、この数字から見てもよくわかりました。

それで、質問なんですけれども、学習支援館の学習支援セミナーをなさっているのは、当初、図書館でやるというふうにお聞きしていたのが、今お聞きしましたら、北斎館ホールのほうでというふうになりまして、それがどうしてなのかなという点。

それから、図書館の運営プロジェクトの関係なんですけれども、どんな部門のプロジェクトがありまして、何名ぐらいの方たちとともにそのプロジェクトが進められているのかという点についてお聞きします。

それから、経済効果につきましては、いろいろ数字が出ておりましたが、この効果というものは、数字であらわせないすばらしい面での効果というものがあるなと。子供たちにとって、よその方たちが訪れるということは、大変自慢になるし、この町を誇れるということが、大きな財産になるんだなというふうに思いまして、数字そのものよりも、すごい効果だなというふうに感じました。

それから、図書館長の関係につきましては、図書館長、当初から任期つきということでしたので、今、教育長が兼務をなさっているというふうにお聞きいたしました。年度途中ということもございますけれども、この期日というものは、当初からわかっていたはずだと思います。その点につきましては、今まで図書館がこれだけ成長し、すばらしい場所になったというのも、人、図書館長の力が非常にあったんだろうというふうに思うんですね。それにつけて、図書館長を頼って、図書館長とともに、この小布施の町の図書館を盛り上げたいという人たちが大勢いらっしゃると思うんですけれども、そのトップがかわることによって、そういう協力してくれていた人たちが、入りづらくなるような状況になっては困るなと。今まで交流した人たちが、今までと同じようにこの場所を利用し、この場所を拠点として、さまざまな活動ができるような場所にしていくためにも、早くに図書館長をきちんと決めていただきたいなというふうに思っておりますが、この期日について、もうちょっと前から検討し、皆さんに呼びかけをし、町の考え方というものが、早くに聞きたかったなというふうに思うんですけれども。

以上、質問です。

○議長(小渕晃君)竹内教育長。

○教育長(竹内隆君)関議員の再質問にお答えいたします。

4点にわたるかと思いますが、最初の学習支援セミナーのことでございますが、図書館から現在は北斎ホールで実施しているわけでございますが、学習支援セミナーは、学習の機会を用意すると。それから学力向上も支援していきたいということで、予算もいただいて実施しているわけでございます。現在、中学3年生を対象にしているのですが。当初、図書館を使っていたのでありますけれども、この時間が7時から夜の9時まで当初、夏の日の長いときに実施をしていたんですが、終了時間が遅くなること、図書館の閉館時間等とも総合しながら、場所を北斎ホールに移しているところでございます。

それから、2点目の図書館運営プロジェクトについて、何名でということでございますが、前館長のところで、図書館運営にそれぞれ非常に積極的ないろいろな案を持った方、それぞれ館長のところでそういう方をお願いして、約10名ほどの方をお願いしているということで、それぞれ企画ごとにそれにかかわって、専門の方をお願いしながらということで進めているところでございます。毎月定期的なというところもございますが、それぞれの状況に応じておいでいただいて、メールのやりとりをしたり、相談に乗って進めてきたというところでございます。

それから、経済効果について、経済効果ということでありますから、数字について、あえて申し上げたわけでございますが、今、議員おっしゃったように、目に見えないたくさんのことがあるわけでございます。そういったところは十分、私どもも理解をし、ありがたいと思っているし、そういうことで進めていかなくてはいけないというように思っております。

それから、任期つきであったが、そこのところは11月末でということはわかっていたのではないかということでございますが、当初、教育長といたしまして、何らかの形で、いろいろな形はあるかと思いますが、かかわっていただけるものかというように考えていたところでございます。そういったところで、月末のこのところでお話が来た、退職されると、任期でやめられるということでございましたので、早急にそれについてかかわって、今後のことについては取り組んでいくべきと思っております。

また、これまで図書館を支援していただいた、応援していただいた大勢の方が、引き続き支援していただいたり、あるいはまた別の方にお入りいただいて進めることも大切なことでありまして、そういったことも含めて、図書館の事業が発展できるように進めてまいりたいというように思っております。

以上でございます。

○議長(小渕晃君)以上で関悦子議員の質問を終結いたします。

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