ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 分類でさがす > 町政情報 > 町の概要 > 町長あいさつ > 町角エッセイ(平成24年度)
ホーム > 分類でさがす > 町政情報 > 広報・広聴 > 情報発信(広報) > 町角エッセイ(平成24年度)

町角エッセイ(平成24年度)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年10月22日更新

町報おぶせに掲載している町長のコラムです

「町民運動会」ありがたさと豊かさ 町報おぶせ平成24年10月号

9月30日朝。台風17号が日本列島直撃のコースをたどっており、前日から町民の皆さんは大変心配されていた。事実、その時点で沖縄諸島辺りは相当の被害が出ていた。夕方から夜にかけて日本の中心部を通過したが風は吹かずに多少の雨のみで去って行った。皆さんも本当に安堵されたことと思う。今年は夏の干ばつはあったが農作物の生育が良く、ちょうどぶどうの収穫期であり、りんごもたわわに実ってこれからの時だったので、被害を受けた地域には申し訳ないことだが小布施には大変ありがたいことだった。それにしても毎年感じさせられることだが、常に天候との勝負である農業の厳しさを改めて思う。
本年は町内にある施設で節目の年を迎えている所が多い。小学校統合40周年、フローラルガーデンおぶせ、おぶせミュージアム中島千波館がそれぞれ20周年。北斎館は開館35周年であり新生病院は80周年と各施設が記念の事業を行い、大勢の皆さんを町内外からお迎えし、さらなる飛躍に向けて決意を新たにしている。
10月7日。伝統の48回町民運動会が全28自治会、延べ3,000人以上の町民の皆さんのご参加をいただき盛大に開かれた。昭和30年、つまり小布施町が誕生した翌年から開催されているので58回目となるところだが諸般の事情で10回程中止になっているわけだ。当日はありがたいことに秋らしい穏やかな天候の中で行われたが、種目のそれぞれに笑顔と時に緊張の面持ちで選手の皆さんには取り組んでいただいた。中学校の吹奏楽部、小学校のバトンクラブ、金管バンド、駅伝クラブの皆さんも花を添えてくださった。結果は六川が優勝、準優勝羽場、第3位に松の実が入った。ゲーム性の強い種目も増えたこともあり小さな自治会でも上位進出が可能になってきた。ちなみに昨年は中扇が優勝した。
私は小布施町で「町民運動会」が開催できていることに大きな喜びと豊かさを感じている。少子高齢化、価値観の多様化等が進む中で自治会役員の皆さんには選手集めをはじめ大変なご苦労をいただいているが、そこに本来の「自治」の姿を見させていただいている。自治会のまとまりの中に小布施の本当の強さを感じさせていただいているのだ。昨年3月の大震災の折にも大きな苦しみや悲しみの中で、最後は地域住民の結束力が大きな力を発揮した。コミュニティがしっかりしている地域こそが今の日本では大切なのである。「絆」という言葉も復活した。そして日頃は町全体で結束していただいている皆さんがこの日ばかりは自治会同士での競争も生まれ、それもまた大切なことである。コミュニティとしての自治会が活きている証拠であるからだ。「町民運動会」いつまでもお続けいただきたいと思う。
朝夕、めっきり寒くなりました。皆さん、お風邪等召されずにこの秋をお元気にお過ごしください。

小布施若者会議  町報おぶせ平成24年6月号 

6月も半ばを迎えるが割合涼しい日が多い。時には肌寒い日さえある。農作物の成長がとても気になるところだ。
今年は災害のない年であってほしいと切に思う。6月3日には多くの町民の皆さんの参加の下、総合防災訓練を行っていただいた。一昨年から作成いただいた災害時行動マニュアル、支え合いマップによる初めての実際訓練だったが、この訓練でマニュアルやマップの精度を高くしてくださればありがたい。御協力いただいた町内医師の先生方にも厚く御礼を申し上げます。
現代社会は経済をはじめ世界の社会動向が一瞬で変わる高度情報化社会であり、ボーダーレスの時代である。ヨーロッパの経済不安や中東の政情変化がすかさず日本社会にも大きな影響を与える。このことは一方では人々に大きな望みを与えてくれもするが、同時に不安定な不確かさももたらす。「先の見えない時代」と言われる由縁だ。そうした中でいつも申し上げるが、小布施の皆さんには常に進取の気持ちを持って先を切り開いていただいている。お若い皆さんもそうだ。今後、20年、30年を背負っていただく皆さんの力強い活動が小布施の一端を支えてくださっている。例えば文化観光協会は若い理事さん方が研修会やフォーラムと多角的に実践したり、駅前の活性化等も研究していただいている。商工会青年部でも夏の「くりんこ祭」に新たな風を吹きこんでくださる向きだし、他にも有志の諸団体で東北被災地支援に大きな力を発揮してくださったり、スポーツ振興に新しい動きを起こしていただいている。頼もしい限りだと思う。
この秋(9月7日~9日)全国から100人~150人の学生、社会人のお若い方に集まっていただき「十年後の日本」を思い、語る「小布施若者会議」を開催する。会期中に講演、シンポジウムも開くが、基調講演には一橋大学の野中郁次郎先生をお迎えする。先生は今、低迷している日本の経済、社会の仕組みに日本人が古来から持つ暗黙知(言語や文章、数値で表現しにくい、主観的、体験的で個人に属する知識)をもっと有効に生かすべきと説く先生だ。先生のお言葉をお借りするなら、もう一方の知識である形成知(言葉、文章、数値などを使ってマニュアルやデータなどに表すことのできる知識…ICT等)に現代日本は縛られすぎている。両知の相互変換が大切だと仰る。小布施は「小布施らしい」という言い方に表現される暗黙知が体現されている地域だと思うし、それが強みと感じている。多くのお若い皆さんが秋の小布施で両知を交換する場を作ることで次代の価値が生まれると思うし、ひいては小布施が目指すお若い方の定住にも継がって行くと思う。
ホームステイなどさまざまなご協力をお願い申し上げます。

災害に強い「まちづくり」  町報おぶせ平成24年5月号

風薫る絶好の季節が到来している。昨年震災のために自粛という形で中止された町内の事業や行事もそれぞれの地区の御努力で再開され、地元の方やお客様でにぎわっている。一旦中断された諸事業を再開するには大変なエネルギーが必要だ。再開して頂いた地区の皆さんに感謝と敬意を申し上げます。ただ爽やかな季節ではあるがやや気温が低めなことが気がかりである。先日も遅霜注意報が出た。昨年は大震災をはじめ各地で自然災害が頻発した。災害のない一年であって欲しいと心より願っている。
しかし、あってはならない災害だが、「いざ」という時の準備を入念の上にも入念にしておく災害に強い「まちづくり」は日々の安心の暮しの上で最も大切な基本である。一昨年からお願して来た「災害時行動マニュアル」と「地域支えあいマップ」はお陰様で全自治会で完成し、すでに見直しに入って頂いている地域もある。皆さん、ありがとうございます。
6月3日、早朝から総合防災訓練を行わせて頂く。第1部では各公会堂ごとにマニュアルやマップに基づく訓練を消防団の皆さんも加わって頂き実施する。第2部は小、中学校グラウンド、町営グラウンドの3会場で心肺蘇生訓練、消火栓取扱訓練、トリアージ講習、水防訓練、炊き出し訓練等を集中的に中身濃く行って頂く。
大変ありがたいことに町内の病院、診療所の先生方が先の「新型インフルエンザ」発症の際に協力して頂き、「保健予防連絡会」という組織を結成して下さっており、私共と毎月会議を開き医療、保健に関する情報共有をして頂いているが、今回の防災訓練でも全面的にご協力下さり、救護所の設置、トリアージの指導を頂ける。この訓練を通じてさらに高い防災意識と緊急時の行動の有り様を共に学んで参りましょう。
また、現在28自治会中、16の公会堂が何らかの耐震補強が必要と診断されている。これについても真っ先に避難して頂く大切な第一避難所である。すでに松村、雁田、六川自治会では耐震工事の実施、あるいは新築の方向で動き出して頂いている。町でも助成金や貸付金の制度を整備させて頂いた。なるべく早めの御相談をお願い申し上げたい。町民の皆さんの高い町民力で災害に強い「まちづくり」にも邁進して行きましょう。よろしくお願い致します。

 なつかしい ほっとするやすらぐ いやされる  町報おぶせ平成24年4月号

今年の春は寒い日が多かった。三寒四温という言葉があるが、今年春めいて暖かいと感じた翌日は寒さが戻り雪が舞ったりする、そんな繰り返しだった。言葉はないが、いわば一寒一温という春だった。4月も半ばを過ぎ、さすがに春の風が柔らかく流れると梅やこぶしの花が一斉に咲き始めた。小布施の美しい季節がいよいよ始まる。
ここ15年ほど、町にお見えいただいたお客様に意識的に、来町された動機をうかがっている。「ようこそ小布施にお出でくださいました。この度はどういうことでこの町をお訪ねくださいましたか」。すると、リピーターの人が多いのか「何だかなつかしいんだよね」「ほっとするから」「やすらぐんだよ」「いやされるから」といわれるお客様がかなりの割合でいらっしゃる。以前は「美術館を巡る」「お土産を買う」等の人が多かったので、明らかに来訪の目的が変わってきていると思う。なぜだろうか。確かにこの40年間の町民の皆さんの「まちづくり」によって町はずいぶん美しくなった。ケバケバしい建築はあまりなく、ご家庭の植栽やお庭はきれいに手入れが行き届き、ゴミの散乱や放置されたままの建築残渣等も目立たない。皆さんの日頃の努力が整理整頓された美しい町を作っていただいている。りんご畑、ぶどう、桃、栗畑も手入れが行き届き四季折々に感動や安らぎを与えている。だが「なつかしい」「ほっとする」等とおっしゃっていただけることは、そうした美しさや清潔さがすべてであろうか。「なつかしい」「ほっとする」とおっしゃっていただけることは、私は町民の皆さんのお気持ちの温かさだと思う。小布施は日本でいわれるような「観光の町」ではないし、「観光で食べている町」でもない。そうした商売的なことでなく、来訪の人に気軽にお声をかけていただける。道を丁寧にご案内いただけるし、時には車にお乗せしてまで目的地にお連れくださる人もいる。本来日本人が持つ、親切さが小布施の皆さんには溢れているのではないだろうか。そのことがこの町を何度も訪れていただける人の多さにつながっているのだと思う。
優しさや親切さを基にさらに住みやすい町を作っていくことによって、40年前に先輩の皆さんが行った「新たにお若い人の町への定住」を進めることができるのではないかと考え、昨年からいくつかの施策を開始した。「町にさらなる活力を生むために」町民の皆さんのご理解とお力添えをお願い申し上げます。

意見をお聞かせください

お求めの情報が十分掲載されていましたか?
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
この情報をすぐに見つけることができましたか?
※いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。