ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

ごあいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月8日更新

ごあいさつ

おもてなしの心を「オープンガーデン」に託して小布施町長 市村良三

 小布施町長 市村 良三 

 小布施町を、江戸時代の浮世絵の巨匠、葛飾北斎が、郷土の先達、高井鴻山の招きで初めて訪れてくれたのは天保13年。この地で描かれた数々の肉筆画の傑作を一堂に集めた「北斎館」が開館したのは昭和51年。時が流れても、色あせぬ名画達は往時の輝きを今に伝えてくれております。
思えば30年前、マスコミの皆さんには当時地方美術館が珍しかった事もあって「田んぼの中の美術館」と多少の揶揄も含めて報道して頂いたものです。以来この小さな無名の町が、世間の耳目を集め、来訪のお客様がつとに増える町に変貌して参りました。さらに名産の栗菓子店をリードオフマンとした地域商業者の皆さんによりお客様をお迎えする体制が少しづつ整い、昭和56年~62年にかけては北斎館周辺を修景、整備する「町並み修景事業」が民・官コラボレーションによって行われ、外部から一定の評価を頂くこととなり私達小布施人(おぶせびと)は「景観」に寄せる思いが強いものになって来ました。「外はみんなのもの」なる理念が自然に醸成されて来たのであります。「景観」に歩調を会わせるように各家庭では日常生活に「花」を取り入れ、豊かな生活空間を形成し、ライフスタイルの向上に努め、日々花との生活を楽しむ家が増えてきました。さらには丹精込めた庭をお客様にご覧頂き、御一緒に楽しむことで現代失われがちな心の交流を目指して始められたのが小布施町のオープンガーデンであります。
心地よい空間と交流を楽しまれるために、オープンガーデンをお訪ね下さるお客様は年々増えております。こうした「花による町づくり」の底流には小布施人の「町を愛する心」「お客様をおもてなしする心」が強くあります。古来、日本にはお客様をお迎えする作法として「もてなし、ふるまい、しつらい」という言葉があります。「しつらわれた」オープンガーデンで、素敵な「もてなし、ふるまい」があるかもしれません。
多くのお客さまにお越しいただき、心の交流が頂ければこれにすぐる喜びはございません。ご来町を心よりお待ち申し上げます。

おぶせオープンガーデンの「おもてなし」

元ガーデニング大楽校副校長 鷲尾 金弥ガーデニング大楽校副校長 鷲尾金弥

 30年余の歴史を持つ小布施町の花のまちづくりのなかで、オープンガーデン発祥以来のテーマは『おもてなし』であります。全国的に大流行したオープンガーデンでしたが、そのほとんどが出展参加者の庭のデザイン技術やできばえを競うコンテストであったように思えます。このようなオープンガーデンが次第に顧みられなくなったことは当然の成り行きと申せましょう。
 そういう世間の流れの中で、変わらずに盛んなおぶせオープンガーデンは町の人々の丹精込めた花づくり、庭づくりを通じての、来訪者の皆さんへの変わることのない『おもてなし』がその神髄であります。小布施にご来訪の折は、ぜひともオープンガーデンを訪れ、町の方々の心からの『おもてなし』を味わっていただきたいと思う次第です。

[プロフィール]
米国での観葉植物の生産販売会社などを経て、(有)ワシオアソシエイツを設立。花をテーマとした空間デザイン、大規模なフローラルデザイン、花博、フラワーショーのプロデュースや、新品種を海外より導入し普及を図るなど、造園や園芸の分野で関与され、「2000年兵庫県淡路花博ジャパンフローラ」では花卉(かき)修景プロデューサー英国王立園芸協会日本支部顧問などを勤めた。

意見をお聞かせください

お求めの情報が十分掲載されていましたか?
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
この情報をすぐに見つけることができましたか?
※いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。