3月は多くの企業の決算期に当たり、仕事上の問題や経済的な問題を抱える人が増えると言われています。また、就職や転勤、進学、引っ越し、家族や友人との別れなど生活環境が大きく変化し、ストレスを受けやすい時期に当たるとも言われています。そのため国では、3月を「自殺対策強化月間」と定め、自殺を防ぐための普及啓発活動に取り組んでいます。
誰にも話せないことを話せる場所があります
「一人で悩む」ことは、とてもつらいことです。
「誰かに話すこと」で、気持ちが軽くなったり、
自分では知らなかった解決方法が見えてくることも
あります。悩みや不安を感じている人はもちろん、
悩みを打ち明けられた周囲の人も、一人で抱え込まずに
相談してください。
◎厚労省ウェブサイト「まもろうよこころ」
電話やSNSの相談窓口等を分かりやすく紹介しています。
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro
◎長野県内の“心の健康”に関する相談窓口
https://www.pref.nagano.lg.jp/seishin/tel_guide_top.html
大切ないのちを守るためにできること
「身近な人の違和感」それは、悩みを抱えているサインかもしれません。あなたの行動が大切ないのちを守ります。
(1)気づき・声をかける
家族や周囲の人で、いつもと様子が違うと思う人はいますか?もしかしたら「たすけて」のサインかもしれません。大切ないのちを守るため、さりげなく声をかけてみてください
(2)傾聴
相手の気持ちに寄り添って、相手の話を否定したり話をそらしたりせず、安心感を与えながら、しっかりと相手の話を聞きましょう
(3)つなぐ
早めに適切な専門機関へつなぎましょう。紹介にあたっては相談者に具体的な情報提供をし、相談につながるよう支援しましょう
(4)見守る
専門機関につながった後も、孤立感を抱かせないよういつも声をかけたり話を聞いたりして温かく見守ってください
このうちどれか1つできるだけでも、悩んでいる人にとっては大きな支えとなります。
ゲートキーパーを知っていますか?
「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)ができる人のことです。
悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤立・孤独」を防ぎ、支援することが大切です。
1人でも多くの方に「ゲートキーパー」の意識を持っていただき、専門性の有無に関わらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが、「大切な誰か」を救う力になります。
町では、養成事業としてゲートキーパー研修の講師派遣を行っています。自治会や各種団体などでご希望の際はぜひご利用ください。
また、ゲートキーパー研修用動画もあります。以下を参考にしてください。
動画 |
時間 |
内容 |
QRコード / YouTube URL |
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①具体的場面動画 (厚生労働省) |
01 子ども編 02 女性編 03 勤労者編 |
20分 23分 20分 |
具体的な会話の場面から、心得を学ぶ 01 子ども編 02 女性編 03 勤労者編 |
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②希死念慮のある児童生徒への適切な対応について (NITS・教職員支援機構) |
(前編) (後編) |
35分 40分 |
【児童生徒への対応を専門的に学びたい方向け】 希死念慮のある児童生徒からのSOSのサインに気づき、寄り添い、適切な支援に繋ぐためのコツを、ケース・スタディを通して分かりやすく学ぶ |
(前編) (後編) |
③傾聴編 (県精神保健福祉センター) |
16分 | 「死にたい」気持ちを抱えている人の心理状態ゲートキーパーの果たす役割、セルフケア | ||
④ステップアップ編 (県精神保健福祉センター) |
10分 | 「TALKの原則」について |
◎視聴方法
YouTubeでご視聴ください。(上記URLをクリック、もしくはQRコードを読み取って視聴)
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