小布施町長よりメッセージ

小布施町長の桜井昌季です。
小布施のまちづくりに関心をもっていただき、ありがとうございます。

小布施には、先人の積み重ねとそれを引き継いできた方々のおかげで、町を表現するさまざまな言葉が生まれてきました。その一例として、以下のようなものがあります。

「栗と北斎と花の町」
「農業の町」
「歴史と文化の町」
「景観が美しい町」
「先進的なまちづくりが有名な町」
「協働と交流の町」

小布施にお住いの町民の皆さんや、小布施に関わっていただいた方々の中には、この中に聞いたことがある言葉があるのではないでしょうか。私は、そのどれもが小布施の歴史を踏まえ、その姿を見事に表現したものだと思います。

しかし、なぜ小布施がそのような言葉で表現されるようになったのでしょうか。その背景についてはご存じでしょうか。

私が知る限りでは、小布施のまちづくりに関わる事業についてはたくさんの記事や資料が存在するものの、その全体像を網羅的に、かつ短い時間で知ることができるものは、これまであまり存在してこなかったのではないかと感じています。特に、オンラインのものとしては尚更でしょう。

「小布施のまちづくり ー過去・現在・未来へー」は、そのような問題意識から、2019年度に町役場内に設置された「地域メディア研究会」が中心となって記事を編集し、2020年3月に公開するものです。

「小布施に住んでいるけれども、小布施の歴史やまちづくりのことをよく知らない」「町外に住んでいるが、小布施のまちづくりに興味がある」、そんな方々の声に応えたいという思いで、制作しています。

小布施のまちづくりの下敷きとなっている歴史的事象、第二次世界大戦後から現在に連なるまちづくりの歴史、そして、今私たちが取り組んでいる現在進行形のまちづくりについて、小布施をより深く知る入り口としてご活用いただけましたら幸いです。

そして、より詳細な町の歴史やまちづくりの経緯について知りたい方は、ぜひ町立図書館「まちとしょテラソ」や歴史民俗資料館、高井鴻山記念館、おぶせミュージアムなどの町の文化施設や実際のまちづくりの現場を訪れ、そこに携わった方々に会いに来てみてください。
「小布施の歴史やまちづくりについて教えて下さい」といえば、どなたでも丁寧に教えてくれるはずです。

まちづくりは、止まることなく続いていきます。
これからの小布施のまちづくりの発展にご期待いただくとともに、ぜひその一員として町内外からご参加いただけることを心より期待しています。

小布施町長 桜井昌季

 

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