小布施町役場職員の自死等にかかる調査・検証のための第三者委員会報告書について

 最初に、当町役場に勤務していた現職職員が死亡する事案が発生し、改めて亡くなられた職員に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆さまには心よりお悔やみ申し上げます。

 また、町民の皆さまにはご心配をおかけしお詫び申し上げます。

 小布施町では、令和2年度から3年度の2年間に、現職の町職員3名が自死、2名が病死で亡くなるという異常事態を受け、従前から持病があり公務に起因しない病死であることが明らかな職員1名を除いた4名の職員につき、それぞれの事案の背景要因やそれに対する町の取組内容の妥当性について、外部の視点を入れた調査・検証を行い、組織としての対応策や風土改革、さらに職員一人一人の意識変革に活かすための具体的な取組などの提言を受けることを目的として、令和4年9月に「小布施町役場職員の自死等にかかる調査・検証のための第三者委員会」(以下「第三者委員会」といいます。)を設置しました。

 このたび第三者委員会による報告書がまとまりましたので、公表いたします。

【概要版】小布施町役場職員の自死等にかかる調査・検証のための第三者委員会報告書 (PDF 344KB)

【全体版】小布施町役場職員の自死等にかかる調査・検証のための第三者委員会報告書 (PDF 393KB)

小布施町における職場環境改善に向けた取り組みについて (PDF 479KB)

※今回の調査は、事案の検証による組織的な問題点の洗い出し及び再発防止に主眼を置いていること、心身の状況等個人に関する情報が含まれていること、またご遺族のご意向を確認の上、そのご心情に配慮し、「第3 調査結果」以降の個別事案(個人に関する情報)の個所については該当ページの非掲載または該当箇所の黒塗りにより非公表としております。

 本調査とは別に、町議会においても、事案の背景や人事管理など調査検証を行い、再発防止に向けた方策を町に提言するため、昨年度「職場環境等調査特別委員会」を設置し、本年3月に報告書をまとめていただいております。

 第三者委員会及び町議会の報告書では、職員体制の強化、適正な労務管理、メンタルヘルス対策、風通しのよい職場づくり、理事者の責任と自覚などの提言をいただいております。

 町では、これまでも、新規職員の積極的な採用による職員数増、労務管理の見直し、職員との対話会の開催などに取り組んでまいりましたが、提言を受け更に取組を強化してまいります。

 町職員が幸せに働ける環境なくして町民の幸せはあり得ません。今回第三者委員会にまとめていただいた報告書や町議会からの提言、これまでの取組に対する職員や町民の皆さまの声を踏まえ、町として同じことが二度と起こらないよう、働きやすい職場環境づくりを進めてまいります。

小布施町長 桜井 昌季

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