ノラ猫(飼い主のいない猫)に無責任に餌を与えないでください
可哀想だからといって、無責任にノラ猫に餌を与える人がいます。このような行為は糞尿による悪臭等、近所迷惑な行為につながるだけでなく、繁殖を助長し、結果的には可哀想な猫を増やすことになります(元々は飼い主が無責任に捨てることが原因です)。
餌を与えるなら、家族の一員として家庭に迎え入れ室内で飼ってください(一定の手続きが必要です)。
その場合、飼い猫とわかるように首輪など目印をつけてください。
どうしても無理であれば、自分の猫だと思って、責任を持って世話をしてください。
餌はむやみに与えない
・餌を与えるならば、自宅敷地内か、近所迷惑にならない場所を選び、敷地管理者の許可を受ける。
また、近所の人の理解を得る。
・決まった時間に皿などを使って与え、置きっぱなし・撒きっぱなしにせず、残りを早く片づける。
置きっぱなしや撒きっぱなしにすると、衛生面の問題だけでなく、他の鳥獣(カラスやネズミ等)の繁殖を助長し、糞尿による被害や作物への被害等を増加させる一因となってしまいます。
糞尿の対策をする
・糞尿は市販の猫用トイレを利用するなどし、片づける。
・周辺に猫の糞を見かけたら積極的に片づける。
不妊・去勢手術をする
・これ以上、可哀想な猫が増えないよう去勢・不妊手術をする(日本動物愛護協会の助成制度があります)。
猫は生後6カ月程度で妊娠可能となり、妊娠期間は約2カ月で、1回の妊娠で4〜8匹出産する非常に繁殖力が高い動物です。放置すると、可哀想な猫がどんどん増えていってしまいます。