2017-2021

2017(平成29年度)~2021(令和3年度)の企画展

2017年(平成29年度)

開館二十五周年記念「今治市大三島美術館コレクション展」

201701.png

平成29年5月12日(金曜日)~6月27日(火曜日)

今治市大三島美術館は、瀬戸内海にある大三島に昭和61年にオープンした美術館。故菅省三町長のコレクションで、現在日本画壇で活躍中の作家たちが若手だった頃の作品を中心に収蔵している。平成8年に特別交流展「大三島美術館館蔵品展」を開催して以来、約20年ぶりの開催となった。

イベント:

・「今治市大三島美術館学芸員によるギャラリートーク」(5月28日)

・ミュージアムコンサート「水張り月の宴」(6月3日)

  

郷土の作家シリーズ21 榊原澄人展 アニメーション・インスタレーション

201702.jpg

平成29年7月1日(土曜日)~8月29日(火曜日)

当館としては初の試みとなる映像をテーマにした展覧会。アニメーション作家、榊原澄人(1980~)のこれまでの映像作品を一挙に公開した。木造館の障子に作品を投影したり、展示室全体を使用したダイナミックな展示方法は印象的だった。モチーフが変化し、反復し、流れていくという不思議な世界感を繰り広げた作品は、見ていて飽きることがなくじっくり見ていく方が多かった。

イベント:

・作家によるギャラリートーク (7月1日)

・ワークショップ「パラパラ漫画を楽しく作ってみよう!」(8月26日)

 

開館二十五周年記念「宙・大地 風わたる-金属造形による 春山文典展」

201703.jpg

平成29年9月1日(金曜日)~10月3日(火曜日)

開館二十五周年を記念し小布施出身で当館でも多くの作品を収蔵している金属造形作家の春山文典(1945~)の前年の日本芸術院受賞記念と併せて開催した個展。日本芸術院賞の受賞作である「宙の河」(日本芸術院蔵)をはじめ、過去の作品から近作までを一堂に展示した。  

イベント:

・作家によるギャラリートーク(9月1日)

・鋳金制作体験ワークショップ「錫(スズ)でストラップ作り」(9月24日) 

図録:

「おぶせミュージアム・中島千波館開館二十五周年記念誌 耀きの本流」 2,000円  

 

開館二十五周年記念「中島千波展美術館がやってきた!」

201704.jpg

平成29年10月6日(金曜日)~12月5日(火曜日)

開館二十五周年を記念し、サブタイトルを「美術館がやってきた!」として、全国各地に所蔵されている中島千波の作品の中から選りすぐりの作品をお借りし、一挙に公開した。おなじみの桜の屏風作品や国内外の独立峰を描いた作品、初期の人物画のほか、一風変わった珍しい作品など、多彩な画家の姿を追った。

 

イベント:

・ジャズコンサート「第10回HOT JAZZ Night in中島千波館」(10月14日) 

・中島千波先生によるギャラリートーク「25年を振り返って」(11月19日) 

図録:

「おぶせミュージアム・中島千波館開館二十五周年記念誌 耀きの本流」 2,000円  

 

おぶせミュージアムコレクション展

201705.png

平成29年12月8日(金曜日)~平成30年2月14日(水曜日)

イベント:

・ワークショップ「手作りコースターを作ってお茶を飲もう」(12月17日)

講師:久保田知子(テキスタイルアーティスト)

・ギャラリートーク「伊藤若冲について」(2月3日)

講師:安村敏信(北斎館館長・萬美術屋)

・ワークショップ「おいしい!お菓子の家づくり」(2月11日)

講師:久保田知子(テキスタイルアーティスト)

 

ShinPA2018-対-

201706.jpg

平成30年2月17日(土曜日)~5月8日(火曜日)

今回テーマにした「対」は、小布施ゆかりの北斎が手がけた2対の祭屋台天井画(『女浪』と『男浪』、『鳳凰』と『龍』)や、作家にとって自然観察や思想を持つ上で、意識せずとも作品の中に存在し、時折課題ともなり表出してきたということでテーマに選ばれた。16名の作家が参加した。

 イベント:

・出品作家によるギャラリートーク(2月17日)

ゲスト:中島千波(東京藝術大学名誉教授)

    植草学(信濃毎日新聞社 美術記者)

・ワークショップ「北斎に挑戦!コラージュで鳳凰と龍を描こう」(2月18日)

・関連企画「山田だり展」@小布施町立図書館まちとしょテラソ 会期中

図録:

「ShinPA2018-対-」 500円

 

2018(平成30年度)

次代への表現展ベストセレクション

201801.jpg

平成30年5月11日(金曜日)~7月17日(火曜日)

当館で1993年から9年間開催した若手作家のグループ展、「次代への表現展」の参加作家の中から、現在活躍中の作家4名にスポットを当てた展覧会。木彫の前原冬樹、ペン画の池田学、油彩やインスタレーションを中心に多彩な制作活動を行う曽谷朝絵、油彩画の安西大が出展した。

イベント:

・作品に触れてみよう!(5月27日)

・前原冬樹ギャラリートーク(6月9日) 

・安西大ギャラリートーク(7月1日) 

 

郷土の作家シリーズ22 朴再英展 えにし 水性木版画・モノタイプ・ガラス絵

201802.jpg

平成30年7月20日(金曜日)~9月18日(火曜日)

韓国出身で現在千曲市在住の版画家、朴再英の個展。主に水性木版画を中心に制作を行う作家は、岩絵の具で刷り、箔を貼った作品を制作し、一見すると版画というより日本画のようにも見え、不思議な雰囲気を漂わせています。今回は、平面だけではなくガラス絵や立体作品、そしてインスタレーションも展示し、版画作品のイメージを超えていくような、多様な制作活動を紹介した。

イベント:

・ミュージアムコンサート(8月25日)出演 久保田千陽(ピアノ)、グレイ理沙(チェロ)

・木版画体験ワークショップ(9月1日)

図録:

「朴再英展」作品集+インスタレーション作品記録集 1,200円

 

デッサンは大切です中島千波-花と山と人の屏風絵展

201803.jpg

平成30年9月21日(金曜日)~12月4日(火曜日)

今回は花鳥画や近年取り組んでいる世界の独立峰のシリーズ、そしてライフワークの人物画を中心にしながら、そのデッサンとともに展示した。

そのほか新収蔵作品である「平家物語」の挿絵やおもちゃ絵も展示、見応えのある内容となった。

イベント:

作家によるギャラリートーク(11月18日) 

 

おぶせミュージアムコレクション展

201804.jpg

平成30年12月7日(金曜日)~平成31年2月20日(水曜日)休館日:12月31日(月曜日)

イベント:

・ワークショップ「今日は安市!デコレーションだるまを作ろう」(1月14日)

講師:中沢定幸(グラフィックデザイナー)

・ワークショップ「小さな生き物のアクセサリーを作ろう」(1月27日) 

講師:久保田知子(テキスタイルアーティスト・アトリエトンガリ主宰)

・ギャラリートーク「俵屋宗達について~国宝になった画家は謎だらけ~」(2月2日)

 講師:安村敏信(北斎館館長・萬美術屋)

 

ShinPA2019―迷宮

201805.jpg

平成31年2月23日(土曜日)~5月7日(火曜日)

今回のテーマは「迷宮」。15名の作家それぞれの世界観からなる空間そのものを「迷宮」にたとえることができるのではないかという考えのもと、漢字一文字を各作家が選び、それを手掛かりに絵を味わうというテーマで展示した。

イベント:

・出品作家によるギャラリートーク(2月23日) 

 ゲスト:中島千波氏、若林正臣氏(『月刊美術』編集長)

・ワークショップ「きみもShinPAの絵を描いてみよう!」(2月24日)

・「ShinPAスケッチ&ドローイング展」@まちとしょテラソ 会期中

図録:

「ShinPA2019-迷宮-」800円

 

2019年(平成31年度・令和元年度)

画業50年画集刊行記念『中島千波作品集こんな絵を描いてきました』 中島千波のあゆみ展

201901.jpg

令和元年5月10日(金曜日)~7月9日(火曜日)

展覧会初日に刊行する画業50周年を記念した作品集、『中島千波作品集―こんな絵を描いてきました―』(求龍堂)の出版を記念した展覧会。画集の章立てのとおり、展示室でジャンルにわけて作品を紹介した。第一章から第九章にも及ぶ作品群は、画家の制作の幅の広さを表し、どのジャンルも丁寧に描き、何でも描きこなす姿が見て取れた。

イベント:

・「作家によるギャラリートーク」(6月15日)

図録:

・「中島千波作品集―こんな絵を描いてきました―」 3,000円

 

信州新世代のアーティスト展next@小布施

201902.jpg

令和元年7月12日(金曜日)~9月17日(火曜日)

「next」(ネクスト)とは2010年度より一般財団法人長野県文化振興事業団と長野県が行っている若手作家支援事業で、長野県ゆかりの40歳以下の美術、音楽、演劇などのジャンルのアーティストが登録している。数年前までホクト文化ホールのギャラリーにて年に1度、3~4組のアーティストが選ばれ、作品を発表していたが、今回は会場を小布施に移して、ジャンルの異なる3人日本画家の浦野英里子(1984~)、油彩画やインスタレーション作品を発表する香山洋一(1979~)、版画家の鈴村優(1983~)の作品を紹介した。

イベント:

・鈴村優ワークショップ 「カラフル!自分だけの傘を作ろう!」(8月8日)

・浦野英里子 呈茶席(8月24日)

・香山洋一ライブペインティング(9月1日)

図録:

・「信州新世代のアーティスト展next@小布施」 800円

 

秋の中島千波コレクション展 No.1

20190920.png

令和元年9月20日(金曜日)~12月3日(火曜日)

中島千波の屏風やおもちゃ、社会シリーズや学生時代の様々な試み、さらには伊藤若冲の再現画や木版画など、画家の多様な活動を知ることができるコレクション展を行った。

イベント:

・作家によるギャラリートーク(9月20日)

・ワークショップ「花のデッサン」(10月5日)

・ワークショップ「土人形の絵付け体験」(11月2日)

 

ShinPA2020-NIPPON-

Shinpa2020.png

会期:令和2年2月22日(土曜日)~4月14日(火曜日)※4/14~5/15まで臨時休館

中島千波に師事した作家を中心として、2020 年オリンピック・パラリンピックイヤーに伴い、グローバルな視点から日本を見つめ、アピールしていくという意味を込めて『NIPPON』というテーマで展覧会を開催した。作家一人一人の日本に対する捉え方や表現が伺える展示となった。

イベント:出品者によるギャラリートーク/ソプラノミニコンサート(2月22日)

ゲストパネリスト 中島千波/中川美彩緒(富山県水墨美術館)

図録:「ShinPA2020 -NIPPON-」

 

2020年(令和2年度)

 

春の中島千波展 日本の装飾美 金屏風と大下図

sousyoku.jpg

会期:令和2年5年16日(土曜日)~9月22日(火曜日)

中島千波の紅白梅図や花菖蒲、牡丹や風神雷神などの金屏風を中心に、絵画の装飾性という要素に注目した展覧会。作品の元となる大下図も併せて展示した。 

 

秋の中島千波コレクション展 人物画とクロッキーデッサン

jinnbutuga.png

会期:令和2年9月25日(金曜日)~12月2日(水曜日)

中島千波のライフワークである「人物画シリーズ」より千波が30歳の時に描いた「衆生」から74歳の「mumyo(無明)*’19-9.L・R」までの人物画の流れを展示。作品のためのデッサンも併せて展示した。

 

2021年(令和3年度)

春の中島千波展 色んな図鑑 

ironna.png

会期:令和3年4月23日(金曜日)~6月29日(火曜日)

中島千波の富士山・桜・牡丹・朝顔・椿の屏風と牡丹の花のスケッチ75点のほか、別冊文藝春秋の表紙絵、社会・人間シリーズなどの展示を行った。

 

金丸悠児展 Animais session

kanemaru.jpg

会期:令和3年7月2日(金曜日)~9月14日(火曜日)

中島千波に師事し、『ShinPA展』で長年作品を発表してきた金丸悠児の集大成。卒業制作から最新作までを展示し、作家の20年に渡る画業を辿った。

図録:「金丸悠児展 Animais Session」 1,000円

 

秋の中島千波展 おもちゃシリーズと世界の富士山を描くシリーズ

omocya.jpg

会期:令和3年9月17日(金曜日)~11月30日(火曜日)

中島千波のおもちゃシリーズや世界の富士山シリーズなどの作品をデッサンと併せて展示。

 

 

 

 

 

カテゴリー

お問い合わせ

おぶせミュージアム・中島千波館

電話:
026-247-6111
Fax:
026-247-6112