農業を未来につなぐ「地域計画」を策定します
地域の農業の将来について考えましょう
「地域計画」とは
食料基盤を支える農業ですが、その農業人口の割合で現在最も多くを占めるのは70歳代の方々です。小布施町も同様で、このまま高齢化が進み、後継者が不足した場合、新たな担い手が見つからないまま、遊休農地の増加、荒れ地に居つく動物による被害の増加、特産物の継承困難、食料不足、美しい農村景観の消失等が懸念されます。
小布施町の基幹産業である農業を守り、大切な農地を将来世代に確実に引き継いでいくために、何ができるのか、優先して残していく農地はどこなのか、といったことを検討する必要があります。
令和5年4月に関係法令の改正が行われ、地域農業のあり方を示した「人・農地プラン」が「地域計画」に名称が変わり、「目標地図」を新たに作成することが義務づけられました。「地域計画」はこれまでの「人・農地プラン」を土台にして優先的に残していく農地を明らかにします。また、「目標地図」は高齢などを理由に耕作できなくなった時にスムーズに次の耕作者に引き継げるよう、10年後の耕作予定者を1筆ごとに示すもので、農地利用の将来設計図となります。町ではこの法律に基づき、農業者の方や関係機関と協力しあって策定し、令和7年3月までに公表する予定です。
皆さまへのお願い
地域計画は、その地域の農業のあり方を町が取りまとめ公表するものであり、担い手農業者の方をはじめ、地域内の関係者、土地改良区、農協等、広い範囲の関係者様に関与いただくことによって合意形成を図ることが重要となります。
今後、農業者の方や農地の所有者の皆さまには意向把握のためのアンケート調査へのご回答や、地域での話し合いへのご参加をお願いします。特に地域での話し合いには、年代、性別にかかわらず、これまで農業をやってきた方、これからの地域農業を担う若い方にはぜひともご参加いただきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
※参考資料:人・農地プランから地域計画へ(農林水産省ホームページより)